変化するビジネスニーズに応じて、2~3か月で50個のアプリを開発
ITで仕事を楽しくすることが情報システム室の使命だ。
日成共益株式会社 様 設立:設立:1939年3月 (2018 年12 月末時点) 資本金:218,225,000円 本社:東京都千代田区 事業内容:食品・化学品・建材の専門商社 URL: https://www.nissei-jp.co.jp
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日成共益様は、社内のグループウェアとして約20年にわたりLotus Notes(以下Notes)を運用してきましたが、東日本大震災をきっかけとして、事業継続性の観点からシステムの再構築に着手しました。さまざまなツールを検討した結果、仕事のしやすさ、使いやすさを考慮してMicrosoft Office 365(以下Office 365)とkintoneを採用し、段階的に移行しました。
移行することでどのような効果があったのか、情報システム室 室長 吉田 達生様、情報システム室 情報システムチーム 田部 憲一郎様に伺いました。
(以下敬称略)
目次
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乳原料のフロントランナーとして業界を牽引まず始めに、御社の手がける事業についてお聞かせください。 吉田:当社は1932年に創業し、ミルクカゼインという乳原料の取り扱いを始めました。当初ミルクカゼインは化学品として製紙用接着剤などに使われていました。現在では健康意識の高まりから、プロテインのような食品に乳原料が活用されるようになりました。 顧客も製紙会社から食品メーカーまで広がりを見せています。現在は食品・化学品・建材の専門商社として世界30か国以上に展開しており、取り扱う商品は6000点を超えています。 |
創業の原点でもあるミルクカゼインなどの乳原料は、現在では数多くの食品へ使用されることが多い。 |
クラウド時代に必須となる使いやすさ、わかりやすさを評価
Notesから移行するきっかけはどんなことだったのでしょうか。
吉田:当社は1990年代からNotesを運用してきました。特に大きな問題もなくずっと使ってきたのですが、2011年の東日本大震災を経験して「やはり社外から仕事ができるようにするべきだ」と痛感しました。その当時はまだクラウドという選択肢は考えておらず、大阪にバックアップのシステムを構築したのですが、いずれは有事のときも切り替えずに使えるシステム環境を作りたいと考え、アーキテクチャーを模索していました。
実際にNotesの移行を検討したのはいつごろでしょうか。
吉田:2016年ころでしょうか。当社ではNotesの掲示板を業務システムのマスタ申請や日報作成などさまざまな用途で使っていました。社員はみなNotesの操作性に慣れていましたから、移行先のツールについては1年以上かけてさまざまな観点から検証しましたね。
検討していたころにはすでにExcel、WordといったOffice製品をOffice365に切り替えていました。せっかくならメールも社外で使いたいのでOutlookにした方がよいだろうということで、まずメールを2018年1月に移行しました。残ったNotesの掲示板については、移行先を最終的にkintoneに決めて2018年7月から運用を開始し、段階的に移行しています。
kintoneを選んだ決め手について教えて下さい。 吉田:とてもシンプルなので、アプリケーションを作りやすいことですね。日本の企業が開発しているので、マニュアルもわかりやすかったですし、直感的に操作できることも魅力でした。 導入で苦労した点はありますか。 田部:大きな苦労もなく、短期間でスムーズに移行できました。kintoneで必要なアプリケーションは当社で開発することになったのですが、最初にJBCCさんが当社の業務に合ったサンプルを作ってくれたので、その後は自分たちだけで進めることができました。新しいツールを導入する際には、最初の取っかかりに時間がかかるものですが、JBCCさんのサンプルがお手本としてあったのと、いつでもわからないことを聞けるサポート体制を提供してくれたことで、短期間で開発することができました。 |
「JBCCさんが当社の業務に合ったサンプルを提供してくれたことが、スムーズな導入につながりました」 |
* JBCC kintoneサイトへ遷移します
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