シンプルさを追求したユニファイド・ストレージシステム
NetApp FASシリーズは、あらゆるエンタープライズレベルの要求に対応できる拡張性・柔軟性・パフォーマンスを兼ね備えた高性能ストレージシステムです。エントリーモデルのFAS2700シリーズからハイエンドモデルのFAS8200/FAS9000に至るまでの全機種共通で高性能ストレージ専用OS「ONTAP」を採用したシングル・アーキテクチャモデルであり、すべてのNetApp FASシリーズで統一したオペレーション、データ移行などをせずにヘッドユニットを交換するだけでシステムのアップグレード、システムの停止を伴わないオンライン容量拡張、また仮想ボリュームの拡大縮小やシン・プロビジョニングなどの優れた機能が提供されます。
NetApp FASシリーズの基本構成は、コントローラ部分であるヘッドユニットとディスクを格納するディスクシェルフとの接続構成になっています。ヘッドユニットには、CPU、メモリ、NVRAMなどが収容されており、FAS8200/FAS9000の場合は拡張スロットに各種インタフェースモジュールを増設することができます。ハードウェア構成がモジュラ形式でシンプルなため、システム構築、増設や保守作業が短時間ですみ、システムのダウンタイムも削減されます。また電源ユニットや冷却ファンユニットなどはすべて多重化されており、無停止での交換が可能です。
NetApp FASシリーズでは、ユーザの用途や環境に応じて、高性能なSSD、パフォーマンスと信頼性に優れたSASディスクおよび低コストで大容量が実現できるニアラインSASディスクを、1システムに混在させることでプライマリ・セカンダリ両方のニーズに1システムで対応します。さらに、現行のFASシリーズについては「NVMe M.2フラッシュ」を採用した新しいNVMe Flash Cacheを標準搭載し、高パフォーマンスを発揮します。また、自動階層化技術やシン・プロビジョニング技術により、コストとパフォーマンスを両立しつつ、厳しいアプリケーションニーズからクラウド用途にも応える優れたストレージ基盤を実現しています。さらに、他NetApp製品とのソリューション展開によりFASシリーズの更なる可能性を見出すことができます。Software Defi ned StorageであるONTAP SelectやクラウドソリューションであるCloud Volumes ONTAPでは同OSを採用しているため、FASシリーズとのレプリケーションが可能。よってコストを抑えてDR先を構築する等といったソリューションの展開が可能です。NetApp HCI等、その他製品群とも様々な用途にて連携・展開が可能です。
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