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2025年09月17日

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「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2025年8月のアップデート

「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2025年8月のアップデート

皆さんお元気ですか?「Microsoft 365 大好きオジサン」こと 中村 太一 です。現在9歳の息子を溺愛しているのですが、外出時に手をつないで歩いてくれても近所のショッピングモールに行くと手を放すようになりました。友達に見られたら恥ずかしいとの事です。いつかそういう時が来ると覚悟はしていても寂しいものですね。あ、しんみりとしてしまいましたが、ここからはアゲアゲでお送りいたします。
それでは今回も先月(2025年8月)の Microsoft 365 のアップデート情報から僕の独断と偏見で気になる3点を挙げて紹介していきます。

この記事の目次

Microsoft Teams:メッセージの保存機能が復活

このアップデートは待望だった人も多いのではと思います。 Microsoft Teams のチャットやチャネルのメッセージに保存機能が復活しました。「復活」という言葉の通り以前は存在していた機能ですが、2024年頃に Microsoft Teams アプリが新しくなったタイミングで一部機能が使えなくなってしまった中の1つでした。 Microsoft 側もそのうち復活しますとアナウンスしていましたが、1年経ってようやくの復活です。

Microsoft Teams:メッセージの保存機能が復活
Microsoft Teams :メッセージの保存機能が復活

日々業務でメッセージによるコミュニケーションが盛んになると、場合によってはメッセージに埋もれてしまう場合もあります。その中には必ずあとで読み返す必要が想定されるメッセージもあるでしょう。また、接客中や会議中に受信するメッセージはその場で熟読や返信ができない場合もよくあるでしょう。そういう時にメッセージを保存する事で、あとで再読したり確認しやすくなったりする便利な機能です。ただ、保存メッセージ一覧を表示させるためにチャットの左メニュー内の「保存しました」をクリックする必要がありますが、これはメッセージ保存機能が展開された後に1つでもメッセージを保存しないと表示されないメニューです。つまりユーザーがこの機能に気が付きにくいです。なので是非社内でアナウンスしてみてください。

Microsoft 365 Copilot Chat で GPT-5 が利用可能に

こちらも「GPT-5」という言葉は割とIT業界では大きなニュースになっていたので知っている人も多いかもしれません。先月 ChatGPT でおなじみの OpenAI 社が、最新モデルとして「GPT-5」をリリースしました。その数時間後に Microsoft からも Copilot Chat から GPT-5 が利用できるアナウンスを出しました。もちろん Microsoft 365 Copilotからも利用できる Microsoft 365 Copilot Chat でも利用できますが、 Microsoft 365 Copilot ライセンスを保有していない Microsoft 365 ライセンスのみのユーザーでも利用できます。GPT-5 を利用する場合は、現時点では Microsoft 365 Copilot Chat の右上の「 GPT-5 を試す」ボタンをクリックしてください。また、 Microsoft 365 Copilot ライセンスの有無で制限事項もある点は注意が必要です。

Microsoft 365 Copilot Chat で GPT-5 利用可能に
Microsoft 365 Copilot Chat で GPT-5 利用可能に

さて、そもそも「 GPT-5 って何?」と思う方もいると思います。それこそ Copilot に質問してみましょう!皆さんの環境で GPT-5 をオンにして質問してみてください。インターネット検索をしたいなと思ったら、それを生成AIにお願いすれば良いですね。

Copilot ノートブックのオーディオ概要が日本語対応

最後は Microsoft 365 Copilot ライセンスが必要な機能のアップデート情報です。ライセンスを持っていると Microsoft 365 Copilot の左メニューに「ノートブック」というものがあります。これはスクラップブックのようにノートブックの中にファイルや Copilot ページを追加し集めて、ノートブック内のチャットから質問や依頼をすると、その収集したデータの範囲内から回答や生成をしてくれる便利な機能です。そして Copilot ノートブックの目玉機能の1つが「オーディオ概要」です。ノートブック内に収集したデータを基に概要を音声で生成し、それをポッドキャスト風に耳でインプットする事ができます。

Copilot ノートブックのオーディオ概要が日本語対応
Copilot ノートブックのオーディオ概要が日本語対応

ただ、 Copilot ノートブックが利用できるようになった当初は言語が英語のみ対象で、日本語は対象外でした。それが先月あたりから日本語も対象になりました。これはなかなか利用シーンを想像できない方もいると思いますが、例えば単調な手作業をしている時に業務に関する情報を耳でインプットするようなマルチタスク的な働き方もできるでしょう。
また、例えば眼精疲労で目を少し休ませたい時に、目を閉じてリラックスした状態で耳から業務上の事をインプットさせるような事もできそうです。
現時点での気を付けたい点は、オーディオ概要が生成されると自動的に再生されてしまう点です。オフィスで急に大音量で話し始めたり、外出先で機密情報を話し始めたりする恐れもあります。PCのボリュームを調整したり、イヤホンを接続するなど気を付けましょう。

8月のアップデート情報、いかがでしたでしょうか。本記事では紙面の都合上3つしかアップデート情報を掲載できませんが、先月のアップデート情報は結構アツいアップデートが多くて選ぶのに苦労しました。

本シリーズ記事で添えている画像は、毎月JBCC のお客様向けにご案内しているアップデート情報動画配信で利用しているスライド資料の一部です。本記事のようにブログでは厳選して3個程度しか紹介できていませんが、この動画では更に多くの情報をデモを交えてお伝えしています。また2025年6月分からは Microsoft 365 Copilot の最新情報もお届けするようになりました。JBCC のお客様向けなので、気になった方は是非お問い合わせください。

微力ながら JBCC もこのようなアウトプット活動を通して皆さんのお役に立てればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。また、 JBCC には Microsoft 365 のプロフェッショナルも多数在籍しており、 JBCC から Microsoft 365 を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴走型のワークショップやお客様同士のつながりを持てる場でもある Microsoft 365 利活用雑談 Café を開催するなど Microsoft 365 の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。

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執筆者

JBCC株式会社 中村太一

中村太一

JBCC株式会社 Microsoft 365 担当

「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」を2018年から連続受賞。
ユーザー企業のMicrosoft 365利活用促進を支援。
Microsoft Ignite などマイクロソフト社主催のイベントにも登壇。 

Microsoft 365 大好きオジサンこと中村太一が
\ みなさんから寄せられた質問や相談にお答えする動画配信中 /

「教えて!Microsoft 365 大好きオジサン!」の再生リストはこちら

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