IBM社年次イベント「IBM Think 2025」 ~JBCC社員参加レポート~
世界中から5,000名を超えるお客様およびパートナー様が参加するIBM社年次イベント「IBM Think 2025」へJBCC社員が参加いたしました。
IBM Think 2025 概要
「Think」とは?
世界中から5,000名を超えるお客様およびパートナー様が参加されるIBM社の年次イベントです。
開催概要
・開催日:2025年5月5日~5月8日
・開催地:ボストン(アメリカ)
・参加者数:5000名以上 日本からは220名以上(お客様・パートナー) が参加
基調講演
米IBM CEO アービンド・クリシュナ氏 基調講演
「Unlock the full value of enterprise AI」(エンタープライズAIの価値を最大限に引き出す)
AI・自動化・ハイブリッドクラウド技術で、データの真の価値を引き出すためのビジョンについての説明。
上記以外の7つの基調講演のタイトルもすべて「AI」「自動化」「データ活用」が含まれていました。
このことからIBMの技術・ビジネスの中核が「AI」に向かっていることは明らかです。
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キーセッションの様子
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ボストンの街並み トリニティ教会
Think 参加レポート1
基調講演 聴講の所感
1.AI活用は「試用フェーズ」から「ビジネス価値を創出する」フェーズに入っている
昨年度はLLM(大規模言語モデル)の開発・LLMの提供が中心であったが、たった1年でビジネス価値創出に変化。
AIエージェントをいかに素早く、使いこなすか、が論点
多くの企業(MS、Salesforce、ベンチャー企業等)が「AIエージェント」を競って発表
各企業の
2.AI活用に伴い、データが主役となっていく
しかし、
データはオンプレミス、クラウドに散在するため
AIの価値を最大限に発揮するためには、企業内の膨大データをどれだけAIに正しい形で取り込ませることができるかどうかがカギとなり、
3.AI活用がビジネスの中心になりつつあり、AI・クラウド投資へのROIの重要性が高まる
そのためか
Think 参加レポート2
展示・デモンストレーション・Lab訪問でAI注力を実感
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フェラーリとの協業_IoT+AI
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卓球の試合・ゴルフをAIが自動解説
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□MIT(マサチューセッツ工科大学)のIBM AI Labを訪問!
Thinkのコミュニティセッションにて通常は入れない「IBM AI Lab」を訪問セッションはMITとIBM Labの成り立ちの説明と複数のテーマで現地のエンジニアとディスカッションでした。IBMが過去からAIの研究に投資し続けていることが理解できました。Labの内部はおしゃれなCafe風の作りで、しかし、さすがにコアの研究開発部分の見学はできませんでした。。。
AI agentの企業活用を推進するwatson.x Orchestrate発表 注目ソリューション1
1.すぐに使える150以上のエージェントをカタログ化して提供
エージェントを一から開発せず、カタログに登録されたAIエージェントを選択し、すぐに使えるように
2.AI Agent をノーコードで開発可能な Agent Builder と、開発者向けKit提供(Agent Development Kit)
-ドラッグ&ドロップで直観的にエージェント開発
-Salesforceなど80以上のエンタープライズアプリケーションとの連携機能提供
-高度なエージェント開発のための開発者向けフレームワーク提供(Agent Development Kit)
3.複数エージェントの連携(Multi-agent Orchestration)
複数のAIエージェントを統合・協調させ業務プロセスを自動化するツール提供
※AI agentとは、ユーザーやシステムに代わって自律的にタスクを実行するための高度なAI技術
AIエージェントとは | IBM

生成AIによるRPGアプリケーション開発の効率化 注目ソリューション 2
生成AIによるRPGアプリケーション開発の効率化ができるプラットフォームの発表

関連リンク

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