去る2018年11月21日、東京・日本橋のサイボウズ株式会社 東京本社において、JBCC株式会社とサイボウズ株式会社の共同企画「kintone天下一武闘会」が開催されました。お客様のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を実現するkintoneの活用事例内容を競うJBCC社内のコンテストで、全国の拠点から29チームがエントリー。一次審査を勝ち抜いた精鋭6チームが本選に進出し、プレゼンテーションを行いました。
サイボウズ株式会社代表取締役社長 青野慶久氏、執行役員 栗山圭太氏とJBCCホールディングス株式会社代表取締役社長 山田隆司、JBCC代表取締役社長 東上征司ほか2名が審査員を務め評価を行い、上位3チームを表彰しました。どのチームもお客様の課題を理解したうえで、お客様の業務の効率化に大きく貢献した発表内容でした。応援にも多数の社員がかけつけ、大変盛り上がりました。当日の内容を、要約してご紹介いたします。
自動車販売A社様 「車両整備報告用写真アプリ」
自動車販売A社様は、車検時の顧客満足度向上のため、既定の報告書に追加して同社オリジナルの車検報告書を提供していましたが、「事務担当者の負荷が大きい」「報告書の作成に時間がかる」という課題を抱えていました。kintoneを活用し、タブレット端末経由でデータをクラウドに集約。整備士と事務担当者間のスムーズな情報連携を実現するとともに、帳票作成の自動化を図りました。
業務効率化はもちろん、報告書の当日渡しが可能になったため、顧客サービスのレベル向上にも貢献できました。要件実現までのスピードが速い、拡張性が高いといったkintoneのメリットを生かし、他業務への展開も今後は積極的に行っていきます。
自動車部品メーカーB社様 「クレーム管理他、脱Notes」
自動車関連部品・材料を製造・販売する京都のB社様では、次期グループウェアの導入により、グローバルなコミュニケーションの円滑化をゴールに掲げる一方で、既存のグループウェアNotesに対しては、海外事業所との情報共有ができない、グローバル展開できるインフラ環境ではないといった不満をお持ちでした。
数あるグループウェアの中から、JBCCの知見と経験を生かしサイボウズサービスを訴求。移行対象アプリをお客様に選定してもらい、kintone、Garoonの仕分けを行いました。まずはクレーム管理のデータベースをkintoneに移行し、脱Notesプロジェクトは現在も進行中です。今回の提案でNotesからの移行のノウハウ・事例ができたことは大きな収穫です。
総合部品商社C社様 「営業管理」
自動車用部材を中心に様々な業種・分野向けに製品を提供する総合部品商社C社様。さらなる売上げ増に向けて、営業部門の生産性向上が課題でしたが、営業管理はExcelで運用していたため、個人任せの管理レベル、お客様情報のメンテナンスが不十分といった問題がありました。そこで提案したのが、kintoneとCloudどっと名刺、Cloud解析を組み合わせたソリューションです。
「すぐに始められて使いながら育てていく」というコンセプトや、営業レベルで業務システム(アプリ)が作成可能なこと、システムの連携による発展性が採用のポイントになりました。営業部門で同様の課題を持つ企業に対して、提案の余地は大きく、すでに他社事例も生まれつつあります。
住宅関連メーカーD社様 「ピッキング・出荷チェックシステム」
住宅関連メーカーD社様は、住宅建具収納部材の製造販売を手掛けています。 今回の対象は物流センターの出荷業務。ピッキング・出荷作業において印刷したリストを使用していたため、時間と紙がムダになったり、誤ピッキングが発生していました。 そんな中で、短納期対応、外部倉庫・配送センターへの横展開、低価格予算といったご要望にも応えるソリューションがkintoneでした。データ連携、紙業務を廃止することでムダな時間を削減。タブレット端末の使用で誤出荷の防止にもつながりました。
業務効率化により、「他の業務に時間を割けるようになった」との声もいただきました。さらなる業務改善に向け、お客様内での横展開も検討中で、物流業界の中小企業様にもそのまま提案できそうです。
情報通信サービスE社様 「社内FAQのAI活用」
情報通信サービスE社様は、回線やSaaSサービスの販売などを行っています。製品を絞って徹底的に勝負をかける営業スタイルが特徴です。とはいえ、本業のサービスは非常に複雑で、営業部門では、「Google Sheetsが使えない」「普段使っているチャットで検索したい」「探す手間を極力減らしたい」という課題がありました。
kintone+CloudAIライト for kintoneを活用することで、AIチャットボットで欲しい情報をすぐに検索が可能になり、これらを一気に解決することができました。グループ全体への展開も予定しています。kintoneを使うのはLOB(Line of Business)です。提案する自分もLOBで、お客様の気持ちに立って提案できることが今回の学びであり、何よりの喜びです。
飲料・食品メーカーF社様 「予実管理システム」
飲料・食品メーカーのF社様の課題は、各拠点や生産工場で、営業活動関連の予実管理をExcelで運用していましたが、入力情報とマクロが多く、非常に動作が遅くかつ都度発生するデータのメンテナンス等の対応が負荷となっていたことでした。
すでに導入済みのkintoneを軸に基幹連携アプリとして再構築し、kintoneが苦手な集計処理などをデータ連携ツール「Qanat Universe」とAPI連携し、サービスを組み合わせて構築しました。本プロジェクトにて処理有用性の実証と今後の社内展開事案としたいというご要望もあり、kintoneの適用範囲を広げるシステムデザインが評価されました。今後は同社の「スマート工場化」に向けて、工場の再構築にも取り組んでいるところです。
働き方改革、生産性向上など、お客様のDX実現に向けて、これらの優れた事例を共有・改善するとともに、サイボウズ様との連携をさらに強化していきたいと考えております。
JBCCが手がけたサイボウズサービスの導入事例は以下よりダウンロードをお願いいたします。
サイボウズサービスならJBCCへお任せください!
JBCCはサイボウズのプラチナパートナー(最上位ランク)のカテゴリに属し、販売・技術サポート体制を有し、導入実績も豊富です。2002年よりサイボウズとのオフィシャルパートナーとなり、300社以上の販売実績があります。
JBCCの強み
個別相談会も実施
JBCCは「Notes移行」「脱EXCEL」等のkintone・Garoonの個別相談会も実施しております。
開催日時:月~金 10:00~17:00 場所:サイボウズオフィス
※場所はご相談に応じますので、お気軽にご相談ください。
<お問い合わせ先> JBCC株式会社 ソリューション事業 マーケティング 和田 Tel:03-5714-5475 e-mail:mktg@jbcc.co.jp |