JBCC先進ソリューションエバンジェリストは、JBCCが進めている先進的な取組みをより多くのお客様にご紹介し、関連した先進ソリューション浸透を図ることを目的に、各分野で活動しております。
このたび11月14日に東京で開催されたヴイエムウエア主催「vFORUM 2018」において、次世代インフラ基盤エバンジェリストの井戸誠士が、ハイブリッドクラウドデザインの手法を紹介する講演を行いました。当講演を踏まえたインタビューをご紹介します。
クラウド・ファースト時代のハイブリッド・インフラ 最適なデザイン例と実現のポイントとは
インフラ検討においてクラウドを選択肢として考えるのが当たり前の時代になった。そうしたなか「オンプレミスか? クラウドか?」といった議論の一方で、双方のいいとこ取りをするハイブリッドクラウドが、次世代インフラの最右翼として注目を集めている。そのメリットや最適なデザイン例、実現のポイントなどについて、JBCCの次世代インフラ基盤エバンジェリスト、井戸誠士氏に聞いた。
次世代インフラとして選ばれるハイブリッドクラウドとは?
企業の情報システムの構築・運用において、自社内にサーバーを構え、自分たちで"おもり"をするのが当たり前だったオンプレミスの時代から、アマゾン・ドット・コムのAWSをはじめとするクラウドサービスの登場により、自分たちで資産を持つことなく、使いたいときに必要なだけリソースを使うという、サービス利用の形態に大きく変化してきている。その理由について、JBCCの次世代インフラ基盤エバンジェリスト、井戸誠士氏は次のように説明する。
「働き方改革の重要性が叫ばれるなかで、特に日本においては高度IT人材が少なく、自社で専門的なスキルを持った人材を確保することが難しく、アウトソースできるところは社外に出したいという経営者、情報システム担当者の思いがあり、クラウドに対するニーズが高まっています」。しかしながら、社内インフラのすべてをクラウドに移行することは、ワークロードの変更が伴うため容易なことではなく、コストやデータ連携、自律的対応の観点からも課題が多い。
そこで考えられる有力な選択肢がハイブリッドクラウドである。「オンプレか? クラウドか? の二者択一ではなく、適材適所の発想でオンプレとクラウドの双方を上手に活用していく。双方のいいとこ取りをするのがハイブリッドクラウドというインフラの形です」と井戸氏は語る。
ハイブリッドクラウドの利用シーンは大きく3つ挙げられる。
1つは、BCP(事業継続計画)対策だ。いかなるときも事業継続が求められるような業種の場合は、オンプレミスのデータを複製・バックアップを取ることで、従来型ITインフラよりも容易に、なおかつ費用対効果の優れた対策が可能になる。
2つ目は、短期的なサーバー負荷への対策。季節性のあるイベントや、ごく一時期に限ってたくさんのアクセスを集めるようなサイトの場合、必要なタイミングで必要に応じてリソースを準備することで、迅速かつ費用対効果に優れた仕組みが提供可能だ。
そして3つ目は、SaaSサービス活用である。社内外のどこからでもアクセスできる仕組みを提供することで、組織のコミュニケーションの活性化、コラボレーションによる生産性の向上が期待できる。。。
最適なデザイン例、取組みのポイントは、以下より資料をダウンロードしてご覧ください。
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