お問い合わせ
  • クラウド(SaaS)

2022年09月02日

2024年09月05日

Office 2013のサポート終了目前!Microsoft Officeのサポートや移行について紹介

Office 2013のサポート終了目前!Microsoft Officeのサポートや移行について紹介

Microsoft Officeにはサポート期限がある

オフィスでの業務には、Microsoft Word、Microsoft Excel、Microsoft PowerPointといったオフィスアプリケーションが使われています。多くの企業や官公庁でMicrosoft Officeが導入されており、ビジネスシーンで使われるソフトウェアのデファクトスタンダード(事実上の業界標準)となっています。

Microsoft Officeには、Office 2010、Office 2013、Office 2016、Office 2019、Office 2021などいくつかのバージョンが存在しています。バージョンが上がるほど機能が追加・強化され、UI/UXなども改善されているため、作業効率アップや生産性向上が期待できます。

一方、Microsoft Officeで作成されたファイルは互換性があり、バージョンを問わずファイルの閲覧・編集できるため、古いバージョンのMicrosoft Officeをそのまま使っているケースも多く見られます。Microsoft Officeには買い切りタイプの永続ライセンスもあり、この場合、特にライセンス上の問題は発生しません。

しかし、リスクはゼロではありません。例えば、Microsoftは随時テクニカルサポートやバグ修正、セキュリティの修正プログラムなどのサポートを提供しています。しかしバージョンが古いMicrosoft Officeを使用している場合、こういったサポートが受けられなくなる可能性があります。具体的な内容を説明しましょう。

【関連記事】Microsoft 365とは?機能やプラン、Office365との違いを解説

サポートの種類とサポート終了後の課題

サポートには、機能追加や仕様変更、セキュリティ更新プログラムの提供などを行う「メインストリームサポート」と、メインストリームサポート終了後に提供される「延長サポート」があります。延長サポートは、セキュリティアップデートや有償サポートが中心となります。

メインストリームサポートが終了したMicrosoft Officeを使用している場合、電話やチャットによるサポートが受けることができません。Microsoft Officeに起因するトラブルが生じてもMicrosoftからの支援は受けられないため、メンテナンス作業に費用や工数がかかってしまいます。

延長サポート期間であれば、セキュリティ更新プログラムは提供されます。しかし延長サポート期間が終了するとセキュリティ修正プログラムが提供されなくなるのです。

有害なウイルスやスパイウェアなど、Microsoft Officeを狙ったサイバー攻撃は少なくありません。セキュリティ修正プログラムが受けられなくなると、こういった攻撃によって重大なインシデントが発生する可能性は高まり、それがセキュリティ上の大きなリスクになってしまうのです。

Officeのサポートの期限

一例を挙げると、Office 2010は2020年10月13日にサポートが完全に終了しています。ソフトウェアの更新プログラムの提供が停止し、Microsoftのオンラインヘルプコンテンツの多くが削除されているため、ユーザーが自分で調べようとしても、それすら難しいのが実状です。

Office 2013の「延長サポート」についても、2023年4月11日で終了することが決まっています。つまり2023年4月11日以降は、Office 2013のサポートが停止し、修正プログラムも提供されなくなります。その他、Officeのサポート期限についてまとめました。自分が使っているOfficeのサポート終了日を確認しておくといいでしょう。

Officeのサポート期限一覧

メインストリーム サポートの終了日 延長サポートの終了日
Office 2013 2018 年 4 月 10 日 2023 年 4 月 11 日
Office 2016 2020 年 10 月 13 日 2025 年 10 月 14 日
Office 2019 2023 年 10 月 10 日 2025 年 10 月 14 日
Office 2021 2026 年 10 月 13 日

移行について

もし、サポートが終了している、もしくは終了間近のMicrosoft Officeを使用している場合、最新バージョンのOfficeに移行する必要があります。

Officeを最新版に移行すれば、これまで蓄積してきた情報資産をそのまま活用できますし、機能の強化・追加やUX/UIの改善が行われ、生産性の向上も見込めます。

一方、永続ライセンスを購入する際には、導入コストが嵩むという課題もあります。

その場合、サブスクリプション型のOffice 365 / Microsoft 365を使うという方法もあります。サブスクリプション型であれば、コストが平準化され、社員数の増減に合わせて柔軟にライセンス数を調整することも可能です。企業にとって扱いやすいソリューションと言えるでしょう。

Office 365 / Microsoft 365は、多くのオフィスアプリケーションを使うことができる上、常に最新版のMicrosoft Officeを使うことができるため、サポート終了を気にする必要がなくなります。更新の手間などもかからず、管理・運用という観点からも優れているのです。

資料ダウンロード

Office365/Microsoft365 自社にあった賢いプランの選び方

Office365/Microsoft365 自社にあった賢いプランの選び方

Microsoft 365も多くのプランが用意されています。自社にとって最も適切なプランを選ぶ際には、こちらの資料を参考にして下さい。各プランの比較用も掲載されているので、自社に最適なプランを容易に選ぶことができるでしょう。

資料をダウンロードする

Microsoft 365 ワークショップ

Microsoft 365 ワークショップ

基本的な使い方や活用方法、定着を無償でサポートするJBCCオリジナルのワークショップです。Microsoft製品を熟知したスタッフがよくあるお悩みについて、導入から活用、定着、運用、分析までトータルマネージいたします。

詳細を見る

関連記事

Microsoft Officeアプリの買い切り型/サブスクリプション型 何が違うの? 安いのはどっち? Officeアプリの賢い選び方

Microsoft Officeアプリの買い切り型/サブスクリプション型 何が違うの? 安いのはどっち? Officeアプリの賢い選び方

icrosoft Officeアプリには、オンプレミスの買い切り型やクラウドで提供されるサブスクリプション型など、ライセンスやプランが多数用意されています。どのプランを選べばいいか分からないという人に向けて、Officeアプリの違いについて紹介します。

詳細を見る
「Microsoft Office」アプリを「Microsoft 365」アプリへ名称変更

「Microsoft Office」アプリを「Microsoft 365」アプリへ名称変更

Microsoftは、2022年10月12日に開催された「Microsoft Ignite 2022」で「Microsoft 365」アプリを発表しました。本記事ではMicrosoft 365の機能、Microsoft Officeとの相違点などについてご紹介します。

詳細を見る

企業のIT活用をトータルサービスで全国各地よりサポートします。

JBCC株式会社は、クラウド・セキュリティ・超高速開発を中心に、システムの設計から構築・運用までを一貫して手掛けるITサービス企業です。DXを最速で実現させ、変革を支援するために、技術と熱い想いで、お客様と共に挑みます。