皆さんお元気ですか?「Microsoft 365 大好きオジサン」こと 中村 太一 です。
最近、強風が続いたり寒暖差が激しかったり春ってこんな季節でしたっけ?体調に気を付けましょう。そしてゴールデンウィークが迫ってきていますね(注:執筆中の今はゴールデンウィーク前です)。皆さんどう過ごしますか?僕はというと、どこへ行っても混雑しているだろうからあまり出かける予定は入れていませんが、家族全員が大好きなヘヴィメタルのバンドのライブを家族で観戦する予定です。この話をするとアップデートの話をしなくなるので自粛します。
さて、3月に大きな発表がたくさんあったからなのか4月のアップデートは少し平和な感じです。そこから今回も先月(4月)の気になるアップデート情報から2点ほど僕の独断と偏見で挙げて紹介していきます。
目次 |
1. YouTube で「教えて! Microsoft 365 大好きオジサン」シリーズ始まりました
アップデート情報の前に皆さんにもお得な宣伝です! JBCC の YouTube チャンネルで新シリーズ「教えて! Microsoft 365 大好きオジサン」を開始しました。これは寄せられる質問やお悩みを僕がDJ風に読み上げて回答する動画シリーズです。なるべく5分~10分程度の短さにして気軽に視聴しやすくし、 Microsoft 365 の機能紹介や便利技などを紹介します。オープニングのジングルは僕が作曲し(といっても簡単なメロディですが)、シリーズタイトルの読み上げは僕のカワイイ7歳の息子にお願いしました。是非視聴いただき、今後の動画掲載をお見逃しのないようにチャンネル登録をお願いします。また動画が良いと思ったら高評価もお願いします。
JBCCホールディングス株式会社 - YouTube
宣伝はここまでにして、ここからはアップデート情報をお送りします。
2. Yammer モバイルアプリが Viva Engage に名称変更された
Microsoft 365 の中でも、簡単に言えば「社内SNS」として存在する Yammer 。2012年に Microsoft が買収して Microsoft 365 (当時 Office 365 )に加わりました。その後 Microsoft Teams が出ると「 Teams があるから Yammer はそのうち終わりになるんじゃない?」なんて噂も出てきていました。そんな中、 Yammer を Microsoft Teams に組み込むアプリが「 Viva Engage 」という名前で登場します。実体は Yammer なのに利用する場所が違うだけで別の名前になるなんて不思議な状態になりました。となると、元々買収される前から Yammer という名称だった事と、 Viva Engage って名前の通り(今後どんどん発展していくであろう) Microsoft Viva の一部である事からも、そのうち Viva Engage という名前に変わるんだろうな?と予想していたのですが、想定通りになり Yammer が Microsoft Viva ファミリーとして Viva Engage にリブランディングされるという発表があったのが2023年2月です。
Yammer は Microsoft Viva Engage に進化し、新しいエクスペリエンスを提供します。 - Windows Blog for Japan
App Store より |
そしてついにわかりやすい形でリブランディングされた事が実感できるようになったのが今回のモバイルアプリの名称変更です。 Yammer モバイルアプリの名称が Viva Engage に変わりました。アイコンも変更されたので、アプリを自動更新に設定しているユーザーさんは急に変わっていてビックリしたと思います。安心してください。名称変更のみで中身はそのままです。 |
現時点で、PCでは Microsoft Teams アプリとしての Viva Engage アプリ以外の場合は、名称はYammer のままなのでまだややこしい状況ではありますが、リブランディングが完了すれば、どこからも Yammer の文字を見る事はなくなるでしょう。買収される前から知っていて慣れ親しんだ名称なので寂しい気持ちもあります。
とはいえ、ここまで読んで「ふ~ん」という反応の方も多いのではと思います。正直な話、特に日本企業では Yammer の利用率はかなり低いと思います。解放している企業でも中を開けばゴーストタウンになっているところも結構あると思います。
しかし、世の中が激変しハイブリッドワークという働き方になり、「つながり」「結束」といった事が大きな課題の一つとなりました。そんな中 Microsoft Viva 自体が「従業員エクスペリエンスプラットフォーム(EXP)」という名目で登場し急成長し、ハイブリッドワーク時代に組織の垣根を越えた緩いつながりを形成していくには Microsoft Viva シリーズの中でも Viva Engage は最適かと思いますので、注目していくと良いでしょう。Microsoft Viva をご存じない方は以下のページを参照しましょう。
従業員エクスペリエンスとエンゲージメント | Microsoft Viva
また、「つながり」「結束」と言えば、我らが JBCC には、新しい働き方のコンセプトとして「 Tsunag (つなぐ) 」というコンセプトがあります。これは従業員同士のつながりだけではなく、お客様とのつながりも意識したコンセプトです。是非、以下のページもご参照ください。
JBグループ 新しい働き方への挑戦ーリアルコミュニケーションでイノベーションを加速 | コラム | ブログ | JBCC株式会社
JBCC の「 Tsunag (つなぐ) 」というコンセプトにもうまくハマる Viva Engage は僕も社内で大いに利用しています。
3. Microsoft Teams の会議が更に面白くなる Snapchat Lenses が来た!
さて! Microsoft Teams にまた面白い機能が登場しましたよ。 Snapchat Lenses (以下、 Snapchat )です。おそらくですが、すでに多くの皆さんの環境に展開されていると思います。 Snapchat とは、オンライン会議で自分のカメラ映像にフィルターを重ねられる機能です。こう書くと本コラムを愛読していただいている方から「それ、2023年3月のアップデートの記事で紹介していなかったっけ?」って思うでしょう。気になる方は以下の記事を参照ください。
「Microsoft 365 大好きオジサン」の気になる2023年3月のアップデート | コラム | ブログ
しかし、この記事の4点目の「ビデオ フィルター」機能と今回の Snapchat はまた違うんです。 Snapchat は拡張現実(AR)の世界です。AI によって仮想のオブジェクトがカメラ映像の中の自分の顔や身体の動きに合わせて重ねて表示されます。これ言葉で説明するよりも実際に見てもらった方が早いです。
インパクトの大きい絵面ですが Snapchat で遊んでいる筆者... |
僕にかわいいクマさんが後ろから抱きついています。僕が身体を動かすとクマさんも動くので、カメラ映像を見ると本当に抱きつかれているように見えます。このようなフィルターが現時点で24種類もあります。今まではこれを実現させるためには、別の専用アプリ・ソフトを利用しないといけませんでした。それが Snapchat では Microsoft Teams 内にボタン数クリックで追加する事ができ、簡単に皆さんで利用する事が可能です。 |
さて、このような機能が登場する背景にはオンライン会議特有の疲労感の解消もあるでしょう。また、クリエイティブなアイデア出しのミーティングや社内イベントでも効果を発揮するでしょう。ビジネスに不要?はい、大事な会議ではオフにして使わなければ良いだけです。なので、僕個人的な意見としては、このような機能を即オフにしないで従業員に展開してほしいと切に思います。今後はアバター機能(すでにパブリックプレビューで展開中)や Mesh for Microsoft Teams というデジタル空間を利用するような世界観もすぐ目の前に迫っています。それに比べれば今回の Snapchat はまだ拡張現実という事で受け入れやすい事もあるので、新しい世界に段階的に慣れる意味でも、ビジネスパーソンの判断で自由に使ってもらえたらと思います。 Snapchat の詳細は以下のページを参照してみましょう。
Oh, Snap! Let Your Silly Side Shine with Snapchat Lenses for Microsoft Teams - Microsoft Community Hub
いかがでしょうか。働き方などの環境やマインドも含めて世の中が予測不可能な時代になっています。その変化においては、働き方に関しても最先端を行く Microsoft 社が提供する Microsoft 365 も日々アップデートをしています。今後もそんな中から気になるアップデートを定期的に当ブログにて発信していこうと思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします。
また、 JBCC には Microsoft 365 のプロフェッショナルも多数在籍しており、 JBCC から Microsoft 365 を契約していただいたお客様には、お客様と寄り添いながら進める伴走型のワークショップやお客様同士のつながりを持てる場でもある Microsoft 365 利活用雑談 Café を開催するなど Microsoft 365 の利活用・定着のご支援をしております。気になった方は是非お問い合わせください。
▼Microsoft 365を徹底的に使い倒す!JBCCオリジナル Microsoft 365 ワークショップ
https://www.jbcc.co.jp/lp/m365ws/
それでは、素晴らしいMicrosoft 365ライフを!
Power Apps で作成した楽器アプリ |
執筆者:中村太一 「Microsoft MVP(Most Valuable Professional)」受賞(2018年~) |
JBCC株式会社JBCC株式会社は、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を支援する総合ITサービス企業です。クラウドサービスを中心にシステムの設計から構築、運用までを一貫して手掛けており、クラウド 2,150社、超高速開発による基幹システム構築 440社、セキュリティ 1,100社の実績があります。 |