医療現場でも人材不足などの観点からIT化が進んでいます。その中でも、特に現場の効率化に効果的とされているのが「電子カルテ」です。本記事では、電子カルテの基本情報やメリット・デメリット、実際の導入事例をもとに、導入の流れなどをご紹介します。
目次電子カルテの普及率や現状はどうなのか 電子カルテの種類 電子カルテのメリット 電子カルテのデメリット 導入までの流れ 電子カルテの導入事例 まとめ |
電子カルテとは
電子カルテとは、コンピュータを利用して記入や保存ができるカルテです。カルテは医師が記録した診療内容や所見が記載されているものを指しますが、電子カルテの場合は会計システムなどと連動していることもあり、これらを含めて「電子カルテシステム」と呼ばれることもあります。
カルテはもともと紙での記入や保存がされてきましたが、平成11年に電子記録として保存されることが認められ、それから普及が進んできました。ただしカルテは法律によって保存が定められている重要な書類であることから、一定の基準を満たしている必要があります。
厚生労働省が発表している「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」では、その基準として「電子カルテの保存三原則」を定義しています。それによると、
- 真正性:内容の改ざんや消去を防止し、責任者を明らかにする
- 見読性:肉眼で読むことができ、いつでも提示できる
- 保存性:適切なセキュリティを施し、保存期間内の保存・復元ができる
上記3つが必要とされています。
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