EC(eコマース)ショップで売れる商品、売れない商品

公開日 : 2018年02月21日
更新日 : 2022年09月07日

EC(eコマース)ショップで売れる商品、売れない商品

国内におけるECビジネスは、既にコンビニ業界の総売り上げを凌駕するほどの規模にまで成長し、あらゆる商品やサービスがEC上で販売可能になったと思われています。しかし、EC上では売れにくい商品も存在しているのが実情なのです。そこで今回は、ECショップで売れる商品、逆に売れない商品ついてご紹介していきます。

ECショップで売れる商品とは

ECショップに適した商品やサービスは、多く存在します。ある程度まとめてみますと、次のような特徴を持っていることが分かります。

・種類が多く、品揃えが豊富であることが重要な商品やサービス

リアルの店舗では、すべての品揃えができないような商品、例えば書籍、CD,DVDなどの限られた店舗面積で充実した品揃えが実現できないようなものについては、ネットECビジネスに大きなインセンティブがもたらされるものと言えます。

・チャネルによって大きな価格差がでる商品、サービス

商品やサービスによっては、定価が定まっていなかったり、チャネル毎に価格のばらつきが多かったりします。最近では、家電製品のほとんどがこのカテゴリー入っている状況ですが、こうした商品の場合には、リアルな店舗での価格を見てからECサイトの中でもっとも安いところを探して購入するという消費者行動が顕著に表れるようになっています。
ネット上には価格比較サイトも多く存在するため、最安値など購入顧客にとって最適化がしやすいのがECサイトの特徴ともいえる状況です。

・ライセンス、サービスといった無形の商品提供

会員登録やホテル、レストランなどの予約に関するサービスが、これに該当します。時間の経過とともに在庫の価格が変動するようなサービス、とくにホテルなどの場合には、ネットでの予約が非常に堅調に推移している状況です。
これも、需給に合わせて顧客に提供する価格が変わることが、顧客のネット利用に大きなメリットを与えていることに起因するものと言えるでしょう。また、カーシェアリングなど、空き状況がネット上ですぐに確認できるようなサービスも、ECビジネスには最適な商材と言えるでしょう。

逆にECショップで売れない商品

では、逆にネットのECショップには向かない、売れない商品としては、どのようなものがあるのでしょうか。

・最寄り品や使用期限の短いもの
ネット上の通販商品は、送料が安くなったり無料になったりしているものもありますが、最低金額によっては送料無料とはならないものも多く存在します。とくに、最寄り品と呼ばれる単価の安い日用品の中には、まとめ買いでなければ対応できないものもあります。また、生鮮食品などの消費期限の短い商品は在庫として長期間抱えることができません。そのため、これらはECサイトで扱うのが難しいというのが現状なのです。
・サイズや履き心地など微妙な選択視点の伴うもの
これは、ECビジネスの黎明期から言われてきたことですが、衣料品などのサイズ的にピッタリ合わなくてはならないものや、靴のように履き心地といった微妙な選択視点の働くようなものは、そもそもECビジネスには合わない状況です。最近では、返品や交換などもできるECサイトが増えていますが、販売者に多くのコスト負担がかかるだけに、どこまでECサイトで対応するかは大きな課題となります。
また、大型家電、介護用品、ペット用品といった、サイズと写真だけでは判断できないような商品も、ECには不適格なものが多く、よほど情報をうまく伝えなければミスチョイスになりがちな商品となってしまいます。

おわりに

このように、いまや万能に見えるECショップビジネスでも、親和性のある商品、サービスと、必ずしもそうではないものが存在することがお分かりいただけましたでしょうか。利益や手間を考えた場合、まだまだ課題の残るものが多く存在するのも事実なのです。
とは言え、ECビジネスは確実に新たな顧客を生み出す重要な顧客接点となるため、ECサイトの開設は企業にとっても重要と言えます。
ECサイトの設定は、もはや必要不可欠なものになろうとしていますが、JBCCが提供するECサービスならば、すべてのECシステム開発をスクラッチから作り出す必要はありません。そのため、クラウド利用によって短期間で思い通りのECサイトの開設・運営を実現することが可能となるのです。
もしECサイトを設置される場合は、簡単に利用を始められるECサービスを検討してみてはいかがでしょうか。


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