システムやデータをロックし、代わりに金銭を要求するランサムウェア。近年この標的にされているのが、繊細な情報を扱う病院です。患者さまのためにも情報やシステムは守る必要がある。しかし、どう対策すべきか分からないという病院も多いのではないでしょうか。
本記事では、厚生労働省の発表するガイドラインをメインに、病院に必要なセキュリティ対策をご紹介します。
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急増するランサムウェアの被害
毎日のようにサイバー攻撃が仕掛けられている昨今、特に増えているのが、ランサムウェアの被害です。警視庁の発表によると、2021年上半期(1月~6月)のランサムウェアによる被害報告は61件。2020年4月~12月の被害報告が23件だったことを考えると、短期間で3倍程度に増えたことになります。
特に病院は、患者さまのセンシティブな情報を所有していることから「データを取り戻すために身代金を払ってくれる可能性が高い」と認識されています。そのため、標的にされやすいのです。実際2016年以降、ランサムウェアの被害に遭った病院は、分かっているだけでも11施設あるとされています。
病院のシステムがランサムウェアによって利用できなくなると、受け入れる患者さまに制限を設けたり、予定していた手術を中止したりせざるを得なくなり、場合によっては命に関わる危険性もあります。また、病院自身も診療の中止による経営状況の悪化、システムの再構築やデータ復旧のために高額な負担が生じます。こうした事態を招かないために、病院のセキュリティ対策は非常に重要です。
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【ヘルスケアお客様導入事例】クラウドカルテblanc(久居病院様)
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